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Editor's Museum

小宮山量平 著  
坪谷玲子 画

地には豊かな
種子
(たね)

発行所 
株式会社自然と人間社 
発売元 
Editor’s Museum 
小宮山量平の編集室

希望ある未来へむけて―、90歳のメッセージ。

大きな志を抱いて出版社を興し、名著を世に送り続けた90歳の編集者は、
その滋眼で20世紀の大半を見つめてきました。




――けれどわが日本民族にとってこれほどの政治的暴力を耐え抜く体験は初めてなのでしょう。ガンジーが身をもって示しつづけた少数派の忍耐と楽天主義を、ゆったりと身につける機会が初めて訪れているとも言えましょうか。私たちの多くは、少数派の立場がやがて次第に多数派へと転じる日を期待するという長年の進歩派的図式に慣れ過ぎた嫌いがあります。けれども、少数派には少数派本来の役割があって、その大切な役割はめったに手放せないはずです。
   (本書「少数派の輝く現在を」より)
表紙の帯より

くたびれたら
すこし
やすもうよ
やすんだら
むっくりおきて
またあるこうよ
―「終わりに」より


「怒るときに
怒らなければ、
人間の甲斐が
ありません」

と、作家太宰治が、
河盛好蔵という
大編集者宛の手紙に
記しています。




2005年
7月8日
金曜日


エディターズミュージアム
オープン記念講演会
理論社創立
-めぐりあいの旅のはじまり

講演/小宮山 量平




長野放送、毎日新聞、
信濃毎日新聞などの
取材がありました。


120人を超えるみなさまに、
お話を聞いていただくことができました。
午後4時より公開しましたミュージアムにも、
おおぜいの方々に足を運んでいただき、
ほんとうにありがとうございました。




4月29日
金曜日

無言館で成人式が
行われました。



上田市にある、戦没画学生慰霊美術館「無言館」で、三回目の成人式が行われました。第一回には小宮山量平が出席し、参加した成人たち一人ひとりに、手書きの文書を渡しました。そのお役目を昨年は澤地久枝さんが、そして今年は、映画監督の山田洋次さんが引き受けてくださいました。
「平和と戦争の問題で、この国は難しい局面にある。そんなときにこの成人式に参加した皆さんを心強く思う」という山田さんの言葉、そして「画学生たちはあなたたちに真っ白なスケッチ帳をあたえた。それを愛する人への感謝でうめてほしい」という窪島館長の言葉を、40人余りの成人たちは、しっかりと受とめていました。
(ちなみに今年は量平の孫、李枝が成人として参加。)



3月28日
月曜日


ささやアートフォーラム
"父・小宮山量平を語る"

昭和22年からの「千曲川」
トーク:荒井きぬ枝


昭和22年、理論社を創設したころからの
父、量平の仕事を、その思い出とともに、
長女のきぬ枝が語りました。


3月25日

金曜日

設立準備委員会が
開かれました。


計画を発表した昨年5月以降、全国から
500通を越える賛同、支援のお申し出のお便りが
届けられ、寄付金も寄せられています。
膨大な書籍、雑誌、書簡などの整理は、
今後企画展示などと並行して進めていきます。
部屋の一角にある机では、量平が毎日時間を決めて
仕事をしていますので、どうぞ、お立ち寄りいただき、
お話をしていただければと思います。


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